さつま料理とは
とんこつ
骨付きのあばら肉を3時間以上じっくりと煮込んで、黒砂糖と焼酎、味噌、ショウガで仕上げた300年の歴史を誇る鹿児島の人気料理。お箸で切れるほどの柔かさをご賞味下さい。
酒ずし
400年の昔から受け継がれている伝統の味。9種類の食材とご飯一升、地酒一升を1対1の割合で「押し寿司」にし、お酢を使わず地酒で一昼夜発酵させた「なれ寿司」です。お酢を使わない寿司は全国でも珍しく、ご予約なしでお出し出来るのは鹿児島でも当店だけです。「島津のお殿様が宴会を開き、残った酒と御飯を一緒にしておいたら翌日発酵し、豊かな芳香を漂わせていた」とか、「男尊女卑が強い薩摩の国では女性が男性の前でお酒をたしなめなかった為、女性が酒ずしを考案した」など由来は諸説ありますが不明のままとなっています。絶品です。是非どうぞ。
きびなごの刺身
錦江湾で獲れた新鮮なキビナゴを自家製の特製カラシ酢味噌でどうぞ。鮮度の高いキビナゴはピカピカと銀色に輝き、まるで宝石のようです。
さつま揚げ
エソ、タラ、トビウオ、イトヨリなど旬の白身魚を練って揚げたもの。鹿児島弁では「ツッキャゲ(つけ揚げ)」と申します。すり身、豆腐、卵などのまぜ具合、塩、醤油、地酒などの塩梅は、それぞれの家庭の秘伝のもの。熊襲亭では、魚本来の味を楽しんでいただけるよう、豆腐や卵を一切使わず、白身魚のすり身のみで仕上げました。まずは揚げ立てをそのまま。次にわさび醤油で食べるのが格別。白身魚のなめらかな舌ざわりと贅沢な風味をお楽しみください。
地鶏のたたき
鹿児島の地鶏は身がよく締まっておりコリコリとした食感が特長。野菜を与えられて育つため、歩く野菜とも呼ばれています。秋田比内鶏、名古屋コーチンと並んで日本三大地鶏に数えられています。自家製ポン酢かお醤油でどうぞ。
鶏飯
奄美大島のおもてなし料理。色とりどりの具をお好みで御飯の上に盛り、上から熱々の地鶏のスープを注いで召し上がっていただきます。別名「奄美の殿様料理」。
さつま汁
昔は各家庭で様々なさつま汁が作られていました。豚が入ったもの、鶏が入ったもの、色々ありますが、当店は骨付きの薩摩地鶏からダシをとった栄養満点、具沢山のさつま汁をお出ししています。鹿児島独特の麦味噌を使い、懐かしい、あっさりとした味わいです。きっと心も体もホッとされると思いますよ。